XpansionをV2.12にアップデートする手順

2019年4月15日 < プロポ > EX-RR EX-2 プロポ関連記事 < ICS > ICS機器 PCの設定・インストール

こんにちは!

XpansionV2.12アップデータソフトが公開になりました!
EX-RR/EX-2搭載のエクスパンションユニットのソフトウエアを最新のEX-RR(V2.12)にアップデートすることができるようになります。
V2.12ソフトではハンドブレーキやブレークイン機能の追加に伴い、以前のソフトより大幅改修となりますので、このブログをよくお読みいただいてからアップデート作業を行っていただくことをお勧めします。

 

1、アップデータとは?

EX-2Xpansionユニットのソフトウエアにはアップデートするための機能が付いています。これは、パソコンを使ってKO PROPOウェブサイトからダウンロードしたソフトをXpansionユニットにインストールすることで、バージョンアップすることができる機能です。

 

2、アップデートするために必要なもの

(1)パソコン
Windows7以降のOSで、USBポートの空きが1コ必要です。細かな要件としては、【※.NET Frame work3.0以降がインストールされている環境が必要です。】となっていますが、Windows7以降のパソコンでしたら基本的に問題ありません。

 

(2)ICS USBアダプターHS
USBを経由してXpansionとパソコンをつなぐ アダプターです。弊社製品をお取り扱いの販売店様もしくは弊社ウェブショップにてお買い求めいただけます。付属の取扱説明書をご覧いただき、ドライバー(USBをパソコンで使えるようにするソフト)を事前にインストールしておきましょう。
Windows 10 にKO Driver2015をインストールする手順は、こちらの記事をご参照ください。
2023.3.6 Windows10 / 11に対応したKO Driver 2023を公開しました。こちらをご利用ください。

 

(3)ダウンロードが必要なファイル(3種類)
①BootloaderV1.0:アップデートする際にパソコン上で起動させるアプリケーション(パソコン上で使用するツールソフト、以下アプリと記載します)です。

※各ファイルはZip形式で圧縮してありますので、デスクトップやダウンロードなどわかりやすい場所に解凍しておきましょう。

解凍したフォルダ内のEXP-104UpdaterV1.0.exeがアプリ本体になります。ここでは、フォルダ内に左の画像同様のファイル/フォルダがあることをご確認いただければOKです。まだアプリは起動しません。

こちらのソフトはアップデータダウンロードページからダウンロードできます。

 

②アップデートファイル V2.12:Xpansionに書き込みするためのソフトウェアです。
ソフト本体は、左の画像にあるBootloader_20190408_V212.binになります。
こちらは、上の①でダウンロードしたアプリ内で使用しますので、この時点では解凍したフォルダ内に左の画像同様のファイルがあることが確認できればOKです。
(アップデートファイルが更新された場合、ファイル名が変わる場合があります)


こちらのソフトはアップデータダウンロードページからダウンロードできます。

 

③Xpansion Manager V2.12:以前のXpansion で使用していたモデルデータを引き継ぐためのアプリです。

解凍したフォルダ内にある、
XpansionManagerV2_1_2_0.exeがアプリ本体になります。
こちらも、フォルダ内に左の画像同様のファイル/フォルダがあることをご確認いただければOKです。まだアプリは起動しません。


③アプリケーションソフトはこちらからダウンロードできます。

2019.06.27追記

軽微な修正のため、XpansionManagerアプリケーションをV2.1.2.1にアップデートしました。
下記本文中の説明やキャプチャ画像はV2.1.2.0を使用していますが、操作方法に変更はございません。

 

3、まずはこれまでのモデルデータをバックアップしましょう

V2.12ではそれまでのバージョンより新機能が追加になります。アップデート後に強制でデータがリセットされますので、モデルデータをバックアップ(パソコンに一時保存)することをお勧めします。これまで作成したモデルデータがたくさんある場合でも、バックアップしたデータを転送することで再度イチからモデルデータを作成する手間を省くことができます。

ご注意!)
V2.00からV2.12へのアップデートの工程で、モデル36~40は削除されます。もし、モデル36~40に大切なモデルデータがある場合、モデル35以前に移動しておくか、EX-XpansionManagerV2.0にバックアップしておきましょう。

 

さきほどダウンロードしたEX-XpansionManagerV2.12ダブルクリックして実行します。アプリが起動し、下の画像のウィンドが開いたら、左下のCOMポートの設定をします。

この画像では(COM5)ですが、COM番号はお使いのパソコンによって異なります。
※もし、ICS USB ADAPTER HS(COM*)が出ない場合はUSBドライバーのインストールが完了していませんので、こちらの記事をご参照ください。

 

ICS USB アダプターHSに付属の延長ケーブルをXpansionに接続します。
※コネクターの向きにご注意ください。右の写真のように、画面に向かって右に爪が向くように刺します。
※EX-2/RRプロポ本体の電源は入れませんのでご注意ください。

 

写真のように、「READ EX >>> PC」「WRIT PC >>> EX X」「EXIT >> POWER OFF」表示が出たら接続OKです。

 

XpansionManagerV2_1_2_0で、先ほどCOMポートを設定したボックスの上にあるボタン「読み込みXpansionバージョン」「書き込みXpansionバージョン」を選択します
※V2.12へのアップデートでデータフォーマットが大幅に変わります。こちらの選択は確実に行ってください。

「読み込みXpansionバージョン」はアップデート前のバージョン指定です。
もし、今のXpansionバージョンがわからない場合は一度ICS USB アダプターHSのケーブルを外し、プロポのスイッチをONしてください。起動画面の右下にバージョン表示が出ます。バージョンを確認したらプロポの電源を切り、接続コードを再接続してくださいね。

 

バージョン選択ができたら、「Vx.xx Data Read 読み込み」ボタンを押します。「モデルデータを読み込みますか」確認ウインドでOKを押すと、これまで使用してきたモデルデータがパソコンのアプリ上に読み込まれます。ここでデータについて確認ダイアログが開きます。このマネージャーソフトに読み込んだデータは、自動的にVer2.12フォーマットのデータに変換されています。Ver2.12フォーマットのデータは、これ以前のバージョンに対応していませんので、改めて書き込まないようにご注意ください。

上の画像のようにモデルデータが読み込まれたら、バックアップはOKです。念のために「Save PCへ保存」ボタンを押して、PCにこのデータを保存しておくと安心です
バックアップ完了しましたら、COMポートをOFFにしてXpansionからUSBの接続コードを抜きましょう

 

4、いよいよ、アップデートします

ダウンロード済みの①BootloaderV1.0フォルダからEXP-104UpdaterV1.0.exeアイコンをダブルクリックして実行します。

このアプリは上の画像のように、次に何をするか画面上に指示が出ますので、指示に従って進んでいただければ問題ないと思います。

次の画面では、Xpansion 背面のコマンドボタンを押しながらUSBの接続ケーブルを挿入する指示が出ます。
このときは、Xpansion 単品で作業しますので、Xpansionユニットをマスターユニットから外しましょう。
※マスターユニットとXpansionを外す手順は、取扱説明書をご覧の上、丁寧に行ってくださいね。

 

写真のように木の棒(写真では爪楊枝の頭)など細い棒でXpansionを机に押さえつけながらUSB接続ケーブルを差し込みすると、楽にできます。


写真のように「STARTING PROGRAM UPDATE!」が出ていれば、接続OKです。あとは、アプリの指示に従って進みます。アップデートファイルを解凍したフォルダのBootloader_XXXXXX_VXXX.binファイルを参照し、アップデートを開始しましょう。
※アップデート中は、USBアダプターや接続コード、Xpansion本体に極力触らないようにしましょう。アップデートが失敗する可能性が高まります。

※もし、タイムアウトエラーが出たら、XpansionとUSB接続コードを接続したままアップデータアプリの最初からやり直してください。再書き込みは必ず2回以上の繰り返しが必要になります。しつこく行ってください!

 

「正常に完了」確認ウインドが出たらアップデート完了です。XpansionからUSB接続コードを抜き、Xpansionをマスターユニットに取り付けます。

 

 

5、データを転送して完了です

バックアップしたモデルデータをXpansion に書き戻します。一度、EX-2/RRの電源をONします。すると、下の写真のように、自動でオールリセットが開始されます。

そして、VR INFOMATION画面が出ますので、いつもの「ステアリングハンドルを左右いっぱい、スロットルトリガーを前後いっぱいに一度ずつ操作」して進みましょう。これらの操作は、お手持ちのXpansionがアップデート後に初めて動作するための初期化作業になります。

VR INFOMATIONのOKを押して、メニュー画面に戻ったらEX-2/RRの電源をOFFします。

再度、ICS USB アダプターHSの接続コードをXpansion に差し込みます。
※この時、EX-2/RRプロポ本体の電源はOFFのままです。

右写真の通信モード画面が出ます。

XpansionManagerアプリCOMポートをOFF➡COM*に設定し、書き込みボタンを押します。

確認ウインドがでますので、OKを押すと、書き込みが始まります。

「Xpansion data write OK」の確認ウインドが出たら、データ転送完了です。
XpansionManagerアプリを終了し、USB接続ケーブルを抜きます。EX-2/RRの電源をONすると、アップデート前のモデルデータが使用可能となります。

追加された新機能の設定はすべて初期値になっています。新機能の使用方法はEXーRR(V2.12) マニュアル をお読みの上、ご使用ください。こちらはEX-RR用のマニュアルですが、EX-2からアップデートされた方でもこちらのマニュアル通りの動作になります。

大変長くなりましたが、もしご不明な点がありましたら、近藤科学サービス部(℡03-3807-7648)まで、お気軽にお問い合わせくださいね!
今回もお読みいただき、ありがとうございました。

関連商品

EX-RR ST2 KR-415FHD(ショート)付き送受信機セット

\54,450(税込)   生産終了
No. 10643
 

EX-RR ST2 KR-418FH付きダブルレシーバーセット

\58,850(税込)   生産終了
No. 10642
 

EX-RR KR-418FH付き ドリフトセット

\71,500(税込)   生産終了
No. 10622

EX-RR KR-418FH付き 送受信機ダブルレシーバーセット

\57,200(税込)   生産終了
No. 10621

EX-RR KR-418FH付き 送受信機セット

\50,600(税込)   生産終了
No. 10620

EX-RR KR-415FHDショートアンテナ付き BTセット

\62,700(税込)   生産終了
No. 10598

EX-RR KR-415FHD付き BTセット

\62,700(税込)   生産終了
No. 10597

EX-RR KR-415FHD(ショートアンテナ) BTセット

\62,700(税込)   生産終了
No. 10592

EX-RR KR-415FHD(標準アンテナ) BTセット

\62,700(税込)   生産終了
No. 10591

EX-RR KR-415FHD付きダブルレシーバーセット

\61,600(税込)   生産終了
No. 10581

EX-RR KR-415FHD付き 送受信機セット

\52,800(税込)   生産終了
No. 10576

EX-2 ハイスペックGPセット(RSx3Power H.C x2 )

\70,400(税込)   生産終了
No. 10625

EX-2 4WSセット(PDS-2504 x2 + VFS-FR2)

\49,500(税込)   生産終了
No. 10624

EX-2 EPスペシャル3(PDS-2503 + VFS-FR2)

\46,200(税込)   生産終了
No. 10623

EX-2 セレクトパック1

\35,200(税込)   生産終了
No. 10562

EX-2 セレクトパック1 EP Special

\50,600(税込)   生産終了
No. 10572

EX-2 セレクトパック2

\39,050(税込)   生産終了
No. 10563

EX-2 セレクトパック2.5

\46,200(税込)   生産終了
No. 10571

EX-2エキスパートセット

\46,200(税込)   生産終了
No. 10570

LCDエクスパンションユニット EXP-104S

\11,000(税込)   生産終了
No. 10580

ICS USBアダプターHS

\4,400(税込)  
No. 61028

カテゴリ