スロットルオートスタート
こんにちは!
先日のJMRCAEPツーリングカースポーツクラスでは「EX-1サポートブログ楽しみにしています!」と暖かいご声援を頂きました。KOファンの皆様の期待に応えるべく、今後とも頑張っていきます!
さて、今回はEX-1の便利な機能の一つ、スロットルオートスタートについてです。
1. オートスタートとは・・
レースではスタートシグナルやブザーに合わせて、スタートラインからいっせいに何台かのマシンがスタートダッシュをして、1コーナーに飛び込みますね。コーナーリングでライバルをパッシングすることは高度なテクニックやかけ引きが必要となりますし、クラッシュのリスクも伴いますが、スタートダッシュでライバルをパスしてしまえば非常にラクチンです。このような一斉スタートの場合、ダッシュ力の強弱が非常に重要なファクターとなります!
(2013JMRCA EPツーリングスポーツクラスAメイン第2ラウンド)
オートスタート機能を使用すると、トリガーを引いてスタートする場合よりダッシュが速くなり、最初のスタートダッシュ以降は機能が解除されて通常のスロットル操作ができるようになります。
通常のトリガーを引いてのスタートダッシュの場合は、トリガーニュートラルからスロットル全開まで速くとも0.1秒ぐらいかかります。この0.1秒で、EX-1と受信機の通信は40回程度行わるとした場合、下図のように信号が推移します。
スロットルオートスタート機能では下の図の様に一回目の信号から設定した出力まで一気に信号を立ち上げて、人の指を超えたスピードでスタートダッシュが出来るようになります。
この図は100%に設定した場合の模式図です。赤い棒グラフの面積分、ダッシュするエネルギーが多くモーターに供給されるイメージですね。
2. オートスタートの設定方法
EX-1 の設定手順は、以下のようになります。
2-1オートスタート機能の起動キーを設定する
【初期画面】>ENT>”Throttle”>ENT>【Throttle Menu】>"AutoStart">ENT>【TH-AutoStart】>”KEY">ENT>JOGでBT1を選択>ENT
上記の設定をした後にBT1ボタンを押すと、ブザーが「ピピッ」となるようになります。このブザー音はオートスタートが設定された合図です。
このとき、初期画面ではMODEL NO.**の右に[AUT]の表示が出て、オートスタートが設定されていることを表示します。
ボタンを押してオートスタート設定後にトリガーを引くと、設定量に応じてダッシュします!
2-2 オートスタートのダッシュ量を設定する
【初期画面】>ENT>”Throttle”>ENT>【Throttle Menu】>"AutoStart">ENT>【TH-AutoStart】>”FORWARD">ENT>JOGでダッシュ量を調整>ENT
タイヤのグリップが充分にある場合は迷わず100%を設定します。シャーシバランスやタイヤのグリップが心もとなく、全開でダッシュするとスピンしてしまうような場合には90%、80%…といった具合にダッシュ量を減らして設定します。テストやスポーツ走行の際に 実際にダッシュしながら適切な量を決定しましょう!
【注記】
●オートスタート機能はあくまでEX-1プロポから受信機までの信号動作の制御になります。サーボやアンプ、モーターやバッテリーの性能によってはダッシュ力をかえって損なう場合がありますので、その際には少ないダッシュ量を設定してください。
●アジャストVRが正常に完了していないとオートスタートは正常に機能しません。ご注意ください。
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このビデオで使用しているEX-1ASFには、オプションのステアリングハンドルNo,16080が使用されています。
今回もお読みいただいて、有難うございました!