EX-2とEX-6のMiniZ MHS GYROコントロールのお話
こんにちは!
今回も、EX-2,EX-6とMHS方式のミニッツ MR-03VE PROのお話です!
近藤科学のサービス部に「ミニッツのジャイロコントロールの設定方法を教えてください!」とのお問い合わせがあったそうです。
スタートアップガイドではあっさりとした説明なので、詳しく取り上げますね!
ミニッツは京商株式会社が販売する1/27スケールのスモールRCカーで、手のひらに乗るコンパクトサイズながら非常に速いスピードで走行可能になるチューンナップが可能です。サーキットを高速で走行すると、高い運動性能ゆえにタイヤがスリップしてしまう場合があります。
そんなときには、京商様発売のミニッツ用オプションのジャイロユニットMZW-405を使用すると効果的です。
ミニッツのジャイロユニットとは・・・
セッティングの状況によっては、ミニッツが「直進でまっすぐ走れない」「コーナーでスピンしてしまう」など、ドライバーがコントロールしきれないほどのクイックな挙動になってしまう場合があります。こんなとき、ジャイロユニットを装着することで電気的に補助が入ります。直進安定性を向上するとともに、コーナーリング中の唐突な姿勢の乱れを補正できます。
ジャイロユニットの設定とは・・・
ジャイロユニットは適正な設定値で使用するとミニッツの運転が楽になるのですが、効きが強すぎるとイメージしたより曲がってこなくなり、弱すぎるとスピンしたりしてしまいます。ミニッツMR-03VE PROは工場出荷状態でオススメな値が設定されていますが、お好みに合わない場合は京商様のサポートページから MR-03VE ICSマネージャーをダウンロードしていただくことで、1-255の設定範囲でステアリングとスロットル各々に効力の調整を変更することができます。
EX-2、EX-6のジャイロコントロール範囲について
さて、通常は上記のICSマネージャーで設定するのですが、EX-2とEX-6はMR-03VE PROのステアリングジャイロの効きを走行中にコントロールする機能があります。「今からレースだ!」というタイミングで、「もうチョットだけ安定させたい」「もうチョット曲げたい」時に、トリムレバーの操作ですぐに効きを変えることができます。
説明書どおりのセッティングをすると、ET3レバーで効きのコントロールをします。(プロポのセッティング方法は下の記事に書きますね。)ET3レバーを上に操作すると効きが強くなり、下に操作すると弱くなります。コントロールできる範囲はICSマネージャーでの設定値より5ポイントずつ、上に2段階と下に2段階です。例として、ICSマネージャーのSTジャイロ効果が「90」の場合、
ET3上に2回 =100
ET3上に1回 =95
ET3中立位置 =90
ET3下に1回 =85
ET3下に2回 =80
ということになります。
ET3の操作はプロポの電源を切ると中立位置に戻るので、最後の設定がミニッツのメモリーに記憶されることはありません。走行中にET3を下に操作して85で調子良かった場合は、ICSマネージャーでSTジャイロ効果を「85」に書き換えておきましょう。すると、書き換え以降の設定範囲は
ET3上に2回 =95
ET3上に1回 =90
ET3中立位置 =85
ET3下に1回 =80
ET3下に2回 =75
という具合に上下に10ポイントずつの調整範囲が確保される実践向きの仕様となっています。
EX-2、EX-6の設定方法
EX-2ベーシックセットの場合、ET3を操作するとそのままMR-03VE PROのジャイロコントロールが可能です。Xpansionユニット付きのEX-2スタンダードセットとEX-6で使用する際には3CHを使用するように少し設定の変更が必要です。
1)ET3を3CHに変更します
今回はジャイロコントロールをしたいので変更します。