XBにEX-5FHを使ってみた話(1)

2014年10月10日

こんにちは!

今回はタミヤさんの名車TT-01E XBシリーズにEX-5FHを使ってみた話です。

XBシリーズのXBはエキスパートビルドの略で、ラジコンキットの組み立てに自信がない方にでも、本格的なホビーラジコンにお手軽に触れて頂くには好適なベーシックプロポ「ファインスペック」がセットされています。

ラジコンカーを走らせてだんだん上手くなってくると、もっと上級者の方の走りにも目を向けるようになり、「あの人上手いなー」とか、「相当ベテランさんなんだろうなー」とか思うこともあるようになるでしょう。なかなか機会がないとは思いますが、もしエキスパートな方のラジコンカーを操縦させてもらえるチャンスがあれば、車の反応やグリップ感(タイヤが地面を掴む力)の違いに驚くと思います。シャーシセッティングやタイヤの選択が主な要因なのですが、無線通信の信頼性や速度による違いも大きく影響しています。

今回、そんな上手くなりつつあるビギナーさんにEX-5FHを使ったらもっとラジコンカーが楽しく走るようになりますよ!のお話です。

使用するのはこちら

EX-5FH 2.4GHz FHSS 3ch 
KR-211FH送受信機セット

送信機+受信機KR-211FH
¥14,800(税別) No.10600

 

 市場価格では1万円丁度くらいで販売されているようですね。見た目のデザインがカッチョいいのみならず、モデルメモリーと言うEX-5FHプロポ一台で最大7台までのラジコンカーのセッティングを記憶する機能があります。ツーリングカーとミニシャーシなど、何台かのラジコンを持って遊びに行きたいときでもモデルセレクトを切り替えるだけですむので荷物が減っていいですね!

EX-5FHでは2.4GHzFHSSという高信頼の無線通信を採用しています。この電波方式はハイエンドモデルでも同じものを使っているので、受信機を買い足すうちに将来的なステップアップにも対応可能です!

 

さて、XBのTT-01EにEX-5FHを使用する方法はとっても簡単です。サーボの上にあったファインスペックの受信機(両面テープで貼り付けてあります)を降ろして、EX-5FHについてきたKR-211FH受信機を両面テープで貼り付けます。サーボを1番、アンプ(スピードコントローラー)を2番に差し込めば準備OKです!

 
 
よく、サーボとアンプの差込はどっちだっけ?と判らなくなるのですが「アニ!」を覚えておきましょう。「アンプは2番」の意味です!
 
KR-211FH受信機から黒いコードが出ています。
受信感度の信頼性を上げるためのアンテナコードです。アンテナパイプに通して垂直に伸ばします。アンテナパイプはホビーショップで数百円程度で購入可能です。
 
 
 
さて、ファインスペックからEX-5FHに変えるとどう換わるの?の一例として、受信機から出力されるサーボとアンプの制御信号を測定してみました。
 
まず、ファインスペックの制御信号はこちらです。
 
1画面上に3回の信号が見えますね。
 
 
 
 続いて、EX-5FH の場合。
同じ画面上に5回の信号が見えるようになりました。
 
これは、単位時間当たりの信号の密度が高いことを意味します。
プロポの操作を開始してから、サーボの動き始めるまでの時間が短くてよりリニアに動くことが判ります。
 
ちなみに、EX-5FHにハイエンドクラスの受信機KR-413FHを使ったときの信号はこんな感じです。
 
ものすごい量の信号が出ていることが判りますね。
高い受信機がエキスパートドライバーに好んで使われる理由です。
非常に高精度な通信をするので、反応速度も最強です。
 
EX-5FHは優秀なミドルクラスプロポなので、受信機を変更するだけで最高機種同等のレスポンスを発揮することができます。
 
さて、今回は受信機を搭載するところまででしたが、次回からはEX-5FHをセッティングする方法をご紹介していきますね。
今回もお読みいただき、有難うございました!
 

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