クイックセットアップ(2)スロットル編

2013年5月18日 < プロポ > EX-1 KIY

こんにちは!

今回はQuick SetUp (クイックセットアップ)機能の使い方の続きです!

EX-1にはプロポの初期設定に必要な機能を揃えたメニュークイックセットアップ機能が装備されています。EX-1を使い始めるときはもちろん、新車のRCカーを組み立てたときやマシンチェンジしたとき、サーボやアンプなどのRCメカを積み替えたときなどのプロポの初期設定が簡単に素早く出来ます!

[クイックセットアップステアリングメニュー]
・ST/TH-Reves(リバース)・ST-Subtrim(サブトリム) ・ST-Trim(トリム)
・ST-Travel(トラベル)・ST-Balance(バランス)

[クイックセットアップスロットルメニュー]
・ST/TH-Reves(リバース)・TH-Subtrim(サブトリム) ・TH-Trim(トリム)
・TH-Hipoint(ハイポイント)・TH-Brake(ブレーキ) 

上記の機能を順に設定していけば、初期設定は完了です。
では、今回はスロットルの設定をあわせるときを例に調整してみます!

電動カーではESCでセットアップを行いますので基本的にはプロポ側でのスロットル調整はしませんが、エンジンカーの場合はエンジンとブレーキのリンケージ(連動)調整を行う必要があります。

では、今回は組み立てを行ったばかりの無限精機社のMRX-5WCに、プロポ(EX-1)の設定をあわせるときを作例に調整していきます!


まずはペアリングを済ませましょう。「使ってみようEX-1~ペアリングのやり方」を参考にしてくださいね。

それでは動作確認です。
調整中に暴走すると危険ですのでエンジンは始動させずに作業しましょう。

まずはプロポ→受信機の順にスイッチON(普通にEX-1とアンプのスイッチをON)します。




今回はスロットルの調整を紹介しますので、
ハンドルの調整は前回の記事を参考にしてくださいね。

 


 

[1]リバースの設定方法

では、EX-1のトリガーをちょこっとだけ握ってみます。
ラジコンカーを前進させる操作です。
もしブレーキが効く方向に動いたら逆方向に動いているのでリバースを設定します。
エンジンのキャブが開く方向にうまく動いた場合は、以下のリバースの設定は必要ありません。

いま、EX-1はスイッチを入れただけですので初期画面です。


ENTERキー>【Main Menu】>”QuickSetup”>ENTと進み、
【QuickSetup Menu】画面に入ります。



 

ST/TH-RevsでENTERを押します。Reverse画面になります。

 

 


 

スロットルトリガーの動作が逆に動いた場合は2行目のTHROTTLEを変更します。JOG>ENT>JOG>ENTERと操作してNORM→REVSに変更しました。

※EX-1の機能で、JOGで設定を変更した後のカーソル点滅中にBACKキーを押すと変更前の数値や設定に戻ります。「確定はENTER/キャンセルはBACK」です。


 

[2]ニュートラル調整

動作方向が正常になったら、エンコンサーボのニュートラルを調整します。
キャブレターに取り付けられたエアクリーナーを外し、キャブレターの中を覗いて確認できるようにします。

ベンチセッティング(走行前の机上セッティング)ではサブトリムを使います。

先ほどの【Reverse】の画面よりBACKキーを一度押し、【QuickSetup Menu】画面に戻り、今度はカーソルを”TH-SubTrim”に合わせてENTERを押します。

ENTERでカーソルが点滅しますので、JOGを右左へ操作して、エンジンが最スロー(キャブレターが最も閉じる所)になるところにあわせます。もし、リンケージに遊びがある場合はブレーキ側に数コマ余分に設定します。数値変更後はENTERキーを押して変更を確定します。

 





 

[3]ハイポイント調整

次に、トリガーを深く握ってみます。
大体のエンジンカーではサーボがたくさん動きすぎてリンケージでエンジンを引っ張ったりしてしまうと思います。

今度はこれを調整します。
先ほどの【TH-SubTrim】の画面より、BACKキーを一度押すと【QuickSetup Menu】画面に戻りますので、”TH-Hipoint”でENTERを押します。

ENTERを一度押すとカーソルが点滅します。このときにJOGを左右に操作して数字を変更します。
サーボの動作する量が多すぎる場合は減らします。何度か、トリガーを握りなおしてちょうどキャブレターが全開するところに合うように調整します。ここでも確定はENTER/キャンセルはBACKキーですので、ENTERキーを押して設定完了です。
これで全開(HiPoint)が調整完了!


[4]ブレーキポイントの調整

最後に、トリガーを押してブレーキをかけてみます。
 このときも、だいたいのエンジンカーでは作動量が大きすぎてエンコンリンケージを押し切ってしまうと思います。

先ほどの【TH-Hipoint】の画面より、BACKキーを一度押すと【QuickSetup Menu】画面に戻りますので、ジョグで進み、2ページ目の”TH-Brake”でENTERを押します。

エンジンカーのキットではブレーキリケージパイプやスプリングをすこしつぶす程度に設定します。何度か、トリガーをブレーキ操作して、少しパイプをつぶす加減の調整します。つぶれきってしまうほどにブレーキポイントを設定しないと効きが足りない場合は、ブレーキパッドの磨耗を点検したり、ブレーキディスクの材質変更を検討しましょう。

 

以上でエンジンカーのスロットルの調整は概ねOKです。あとは走行しながら微調整します。

 

今回の記事の動画はこちらからご覧いただけます!

(↑上手く表示されない場合はF5をおして再表示してみてください)

今回もお読みいただいて有難うございました。
次回はニュートラルブレーキ機能の使い方を紹介します。 

 

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