エレクトリカルスイッチ2のお話
2015年2月27日 <受信機> エレクトリカルスイッチ
こんにちは!
今回はロングセラー商品の No.60228 エレクトリカルスイッチ2 のお話しです。
このスイッチは1/8エンジンオフロードユーザの皆さんに人気があってお馴染みの商品でしたが、最近、オンロードエンジンカーのカテゴリーで全国的に人気急上昇中の1/8GTクラス、京商製インファーノGT2などにベストマッチな製品なんです!
使用方法はいたって簡単です。
まず、画像のようにメカボックス上のスペースに両面テープで貼ります。
受信機のバッテリー端子にエレクトリカルスイッチ2 のオスコネクターを接続、メスコネクターにバッテリー(LIPO、LIFeまたはニッケル電池など)を接続して中央のスイッチを押すとパワーON!
スイッチを切りたいときには中央のスイッチを3秒以上押し続けないと切れない安全設計です。
エレクトリカルスイッチ2の特徴は、内臓のCPUが電源のON/OFFを記憶していることです。万が一振動や衝撃によりバッテリー電源が瞬間的に断線しても、電源がOFFになることはありません。
これは他社製には無いKO製の優れた点です!
電圧インジケータも装備していますので、受信機電源の電圧をすぐに確認できます。
5.5V以上(赤)→6.0V以上(黄)→6.5V以上(緑)→7.0V以上(緑)→7.5V以上(緑)のように5段階で表示されます。例えば、リポバッテリーが満充電ならLEDが5つ点灯します。
ただし、電圧インジケーターはお使いのバッテリーの種類によっては全てのLEDが点灯しません。
リフェやニッケル水素バッテリーの場合はリポバッテリーに比べて充電終了電圧が低いので、3~4つのLEDが点灯するのが正常です。ご安心ください。
また、受信機用リポバッテリーは過放電するとダメージを受けてしまいますので、エレクトリカルスイッチ2ではリポバッテリー保護用のLi-Poモードを搭載しています。出荷時の設定はLi-PoモードONの状態です。リポバッテリーの電圧が6Vを下回った場合に、電源供給を間引きすることでサーボのパワーを低下させて、電圧低下をお知らせしてバッテリーの破損を防ぐ働きをします。
ただ、レースで使用するなどサーボに大きな負荷が掛かる環境の場合は、まだ電圧が6V以上あるのに間引きを始めてしまうことがあります。これはサーボに急激に負荷が掛かって瞬間的に6Vを下回るために発生します。そこでレースをしっかり走り切るために、Li-PoモードをOFFにして使用するのも手です。しかし、これはレース結果優先のための手段です。バッテリー破損が心配な方はLi-Poモードを常にONで使用しましょう!
稀に、レースの走行後にマーシャルや助手で時間が無い時に、慌ててしまう事でエレクトリカルスイッチ2の電源スイッチを押す時間が短くて、「OFFになっていなかった!」という事が起きるそうです。
プロポがOFF、受信機がONの状態だとフェールセーフが働きます。もし、フェイルセーフを強いブレーキ設定にしてあった場合、長時間放置するとスロットルサーボを痛めてしまいますので注意が必要です。
走行終了後は慌てずにスイッチを長めに押しましょう。スイッチが切れたか確認のためにフロントタイヤを軽く動かしてみて、サーボが軽く動くのを試すのもいいでしょう。
レースの際にエレクトリカルスイッチ2に慣れがない助手の方が操作する時は、マシンをピックアップ後にプロポのスイッチを切る前にステアリングを左右にカチャカチャ動かし続けましょう。もしラジコンカーが作動したら助手の方に「まだスイッチが切れてないよー」とアピールできます!
インファーノGT2のノーマルのメカデッキの場合、写真のような配線レイアウトにすることでメカボックスのアクセスが非常に良くなります。
インファーノGT2には1/8バギーのインファーノMP9用のメカデッキも使用可能です。
このパーツは重量物のバッテリーボックスを ノーマルよりも前方に移動することで、さらに戦闘力の高いコーナーリングを発揮するのですが、エレクトリカルスイッチ2のステーにぴったりのスペースも準備されています!
今回もお読みいただき、ありがとうございました!