VFS-1設定データ 2004年1/12全日本選手権
2004年9月18日から3日間の日程で開催されたJMRCA2004年1/12レーシングカー全日本選手権において、優勝した広坂選手をはじめ、多くの方に使用していただきました。その際に当社から提供したデータおよび、各選手が使用したデータを公開したいと思います。
データについては、一部はNWESページにて公開したものと重複しますがご了承ください。
※設定データは、自己解凍ファイルです。ダウンロード後、クリックして解凍してVFS-1マネージャーVer2.2から開いてください。
※PDFファイルは、アドベリーダーでご覧ください。
多くの選手に提供した基本設定
データシート(PDF)
移動サービスにて現地で提供した、車やモーター、ニッカドに左右されにくい基本セッティングです。
VFS-1の標準の4KHzフラットな設定から大きく変更しています。立ち上がりは、やや高めにして突入電流を抑え、その後は、パワーを重視して低めに振っています。負荷が軽くなる高速粋は周波数を高めにしています。
また、スロットルレスポンスを設定値5にしています。これで、燃費が向上しますがスロットル引き始めのピックアップが不足する場合には、送信機側でスロットルパンチをかけてください。
基本設定からのバリエーションです。基本設定では、ニッカドの発熱が大きい場合に効果があるようです。8分のレースに対して6?7分位で、電池残量はあるのにパワーが無くなる場合に試してみてください。中速域の周波数を高くすることで、燃費が改善されます。スロットルレスポンスも設定しています。
優勝した広坂選手のセッティングです。基本設定からの変更で、高速域の周波数をやや低くして、スロットルレスポンスをOFFにしています。10ターンのモーターを選択したことも、影響しているのかも知れません。全体的には、パワー感を重視したセッティングだといえるでしょう。
2位になった原選手のセッティングです。基本設定や広坂選手の設定とは、明らかに違います。フラットに近い設定ですが、周波数が高めに設定されています。通常このままの設定ですと、引き始めにパワーがなく、直線の後半で伸びる設定になりそうですが、車の挙動はそのような感じではありませんでした。モーターの特性なども含めた結果だと思います。ただし、注目はスロットルレスポンスを多めにかけて同時に送信機のスロットルパンチも30前後までかけている点です。この点は、基本設定と同じ考えですが、大きい数値が設定されています。スロットルレスポンスで燃費を改善して、スロットルパンチで立ち上がりのピックアップを稼いでいるようです。原選手によると、この設定が非常に走らせ易くコントロールしやすいとのことでした。