BSx4SシリーズのID変更方法
2021年10月8日 選び方とセッティング サーボ関連記事
こんにちは!
久しぶりの更新なってしまい大変申し訳ございません。
もう少し更新の頻度を上げていきますので、是非ご期待ください。
さて、今週発売となったBSx4S-Grasper STDですが、順調に出荷が進み皆様のお手元に届いた頃かと思います。
そんな中、多くご質問をいただくのが「KR-420XTのB/Sポートに接続してどうやってスロットルサーボを動かすの?」というものです。
BSx4Sシリーズのサーボは【ID】が設定できるようになっていて、ID:1はステアリングサーボ、ID:2はスロットルサーボとして動作します。
工場出荷時はID:1になっているのでステアリングサーボの動作をします。
スロットルサーボとして使用する場合はID:2に変更する必要がありますので、変更方法をこれより紹介していきます。
必要な製品
■EX-NEXT LCDエクスパンションユニット2 EXP-201
■二又コード3 または二又コード2
■プロポ用、受信機用バッテリーとして市販されている製品(LiPo 2S/LiFe 2S/ニッカド/ニッケル水素)
1 EX-NEXTのエクスパンションユニットでIDを変更
エクスパンションのゴムキャップを外して、①二又コード3 ②スロットルサーボ ③バッテリーの順に接続するとエクスパンションの電源が入って設定画面が表示されます(コネクタの極性にご注意ください)。
※撮影上、エクスパンションユニットをEX-NEXTから外していますが、取り付けたままでも大丈夫です。
SERIAL SERVOMOTOR SET にカーソルを合わせてENTボタンを押します。
工場出荷状態は ID:1 になっているので、ID:2に変更します。
これでサーボの設定変更は完了です。
2 シャーシにサーボを搭載する
同じサーボなのでステアリングとスロットルを間違えないで搭載しましょう。マスキングテープで目印を付けておくと良いかもしれません。
二又コード3を使用して、ステアリングサーボとスロットルサーボをKR-420XTのB/Sポートに接続してください。
受信機バッテリーの接続先は空いている1~4chどこでも大丈夫です。
3 EX-NEXTのテレメトリー機能でICS設定を確認してみよう
プロポと受信機の電源を入れ、
「FUNCTION」→「TLMY」→「RELICS」と進みます。
まずはREAD ID:1が読み込まれるので、ステアリングサーボの設定値が表示されます。
ここで値を変更してステアリングサーボのセッティングが可能です。
スロットルサーボを設定する場合は、READ ID:2するとスロットルサーボの設定値が表示されます。
ここで値を変更することによりスロットルサーボのセッティングが行なえます。
※エクスパンションユニットに「RELICS」が表示されない場合は、RFモードが「ADV」または「MX-F」になっているので「TLMY」に変更しますと表示されます。
※設定値が***印になっている場合は受信機と通信が出来ていません。受信機に電源が入っているか、ペアリングが正常に出来ているかをご確認ください。
4 BSx4S-Grasper STDのスピード調整
BSx4S-Grasper STDのスピードは7.4Vで0.09sec/60° なので、一般的には1/10電動オフロードや1/8エンジンレーシングのステアリングにベストマッチです。
ではスロットルにはどうなんだろう?と思われるかもですが、トルクが40.0Kg・cm(7.4V)もあるのでスロットルサーボで使用しても十分過ぎるスペックです。しかし、スピードが速く感じられるのでプロポの「SPEED」機能で動作スピードを落としてみましょう。
スロットルスピードを約70%にすると自然なフィーリングが得られるのでオススメです。
また、1/8GTカー等で速いステアリングスピードを必要としないカテゴリーでは、ステアリングスピードを70~80%にすると非常に操縦しやすくなります。是非お試しください。
●サーボの「SPEED」を下げるとトルクも落ちてしまうので、値はそのままにしましょう。調整はプロポの「SPEED」で!
設定方法でご不明な点がありましたら、近藤科学サービス部 support@kopropo.co.jp または ℡03-3807-7648 までお気軽にお問い合わせください!
今回もお読みいただき、ありがとうございました。